Futatabi-Hajimeru

もう1回、始めてみた

Canon Zoomfinder VL for Long lenses 85-135mm

写欲も落ちているのできっかけづくりになるかなと思い、CanonのL39マウントレンズ用ファインダーを買ってみました。

Canon Zoomfinder VL for Long lenses 85-135mm です

 

安価で買えたのですがそれには訳があって激曇り品というわけです

見た目はブラックペイントでとてもかっこいい!

 

ファインダーをのぞくとこんな感じで霧の中です。カビ、チリありあり。

 

このままでは覗いても気持ちよくないので清掃してみます。先端の小さいネジを外すところからスタート。

 

カビと曇りあり。カビは直ぐとれましたが曇りは改善せず。コーティングがやられています。

 

ズーム部のレンズの曇り。これ激研磨しない取り除けない曇りですね。ようは治せないというヤツです

 

ここですでに残念な結果がわかってしまったのですが分解をすすめます。ズームリングを外します。見えているイモネジ2個をはずし引き抜くだけです。そのあとレンズ部の根元にあるカバーを外します。ここはネジになっているので反時計回りに回すと外れます。

 

ネジ3か所で固定しているズームを外します。

 

レンズ清掃できるよう、ズーム部も分解。出てきたレンズをすべて清掃します。

つづいて本体側。見えている3本のネジを外します。

 

プリズム部は板バネで固定してありました。バネをおしながらずらせばすぐ外せます。

 

取り出したプリズムは三角錐を組み合わせていますね。接合部のバルサムに若干の剥離がありますが、プリズムについてカビ、汚れは綺麗にとれました。

 

プリズムを取り除いた本体にもレンズが1枚ありましたが写真をとるのを忘れました…。

このレンズを綺麗にしたらあとは元通りに組立てます。

 

清掃後のファインダー。だいぶクリアになりましたが、周辺はぼんやり感があります。あれだけ曇っていればしかたなしです。

 

カメラに装着しましたが、ファインダーがお辞儀していますね。 Canon VLに装着するとピントあわせと同時にファインダーの向く角度が変化する機構のためみたい。

 

機構を取り除くのは忍びないので復元可能な状態を保つためファインダーがお辞儀しないように詰め物をして一旦完成。お疲れ様。

 

激曇り品ということもあり。結果は残念でしたがちょっと写欲が向上したかも…。