レンズ内のカビ取りのみで使っていたAuto Takumar 85mm F1.8。
解放でも羽が少し見えている(しかも一部)、絞りを絞った時の形が不均一という不調を抱えていたことと雨で外出できないのでメンテしてみました。
解放ではこんな感じで一部がとび出る症状。(すでにレンズは取り外されています)
羽の汚れのせいと思っていたけどどうも原因はここっぽい。
直角3角形の部分がしたのカムに押されて上下することで、絞りの位置をコントロールしているのだが、最後まで押し上げきれていない。そこに絞り羽の汚れで不均一な形になっているようです。摩耗なのか? 正規な状態がわからないのであくまで推測。
絞りを綺麗にするということは、こういうことになります…結局、全部バラバラ。
部品の汚れを落として再組立て。羽を一枚一枚重ねていきます。6枚目まではただ重ねるだけでOK。7枚目からは以前組付けた羽に下に潜り込ませる必要があるため組むのかメンドクサイ。精密ドライバーの磁力を使い羽を少しもち落ち上げ、竹串で羽の下に次の羽を潜り込ませる作業で対応しました。
途中、未完成でも動作をさせて状況を確認しながら組み立てていく。羽を動作する範囲をレンズオープナーで制約をかけて作業すると、失敗しにくくなります。
綺麗に動作するようにできました!
しかし隙間があった部分はどうしようもないのでそのまま。なにか良い手はないものか?