前回の記事でもう使うことはないかも、と書いておきながら使っています。
だた、そのまま使うのではなく…、ハイ、禁断の鬼研磨しました。
前玉の両面のコーティングがひび割れと深い表面傷でどうしょうようもなかったため、100均で売っているお湯で柔らかくなる「お湯まる君」を使いレンズの型を取り、リューターの先に取り付け 酸化セリウムで研磨する荒業を敢行(良い子は絶対真似はダメ!)。
研磨すること2時間。
とりあえず、ひび割れが気にならないレベルまで研磨(まだ残っていますが)。結局ノンコートのレンズになりました。いくら型をとって研磨したからといってそんなにうまくいく訳はなく多分レンズは球面を維持していないハズ。
どんな感じになっているか仮組して試し撮りをしてみました。
以下、本来のTokina WIDE-AUTO 35mm F2.8の性能ではないのであしからず。あと、現像ソフトで黒を若干締めています。
1枚目:開放で逆光、最短距離。滲みまくりですね。前玉実質ノンコートですから仕方なし。
しかし以前より解像感、立体感があります。
2枚目:開放、順光。以前と違って見れない絵ではないです。
3枚目:F5.6 最短距離。ちゃんと写っている感じですね。
4枚目:逆光ぎみ F5.6。うんうん、見れるレベルで写ってる写ってる。
5枚目:F8 シルエット気味に撮ってみた。
6枚目:最短、開放。条件が揃えばそれなりに写るようになったかな?
研磨の甲斐あって、以前よりは解像度が増し、見れる絵を出すようになってきました。アラを探すような撮影はしないので私の普段使いの撮影なら、連れ出してもいいかな?というレベルになったかも。
明らかにオリジナルとは違う写りになってしまったハズなので、本当の写りが気になってしかたありません。このレンズ、本当はどんな写りなんでしょう???
現在仮組なのでもう一度分解、レンズの周囲にコバ塗りを実施し いったん完了にしようと思います…