Futatabi-Hajimeru

もう1回、始めてみた

AUTO FLEXOMAT LUXE 28mm F2.8 メンテとその結果。

銘板の名前で調べてもよくわからなかったレンズ。マウントはM42。フード、FRキャップはなし。RRキャップのみ付属していたが恐らく純正ではないなぁ。

レンズの状態は比較的綺麗でしたが、動作も良くなく分解歴ありの外観。このままでは使えない…。残念。

 

 

まずは、ばらしました。

ヘリコイドは固く無限遠までまわらない。AUTO絞りもMポジションと変わらない動き。絞りリングはほとんどクリック感がない原因は、どうも前オーナーの組み立てミス。

 

ばらした状態のヘリコイド。グリス劣化以外不具合はなさそう。ということは前オーナーが無限遠の位置合わせに失敗していた可能性あり。このあとグリスの入れ替えも行いました。

 

絞りの鋼ボールは無く、ネジのような物が入っていた…といことは鋼ボール欠品(泣。

 

家の中を探したがめぼしい物がみつからず。しかたなしに半田でボールをつくって代用することに。

 

はんだをコテであぶり丸くなったところを切りとります。

 

それを所定の位置に組付け。ばっちりクリック感がだせました。

 

リアのカバーのネジも欠品。なくても大丈夫な部位でしたが手持ちのネジで代用。なのでここだけプラスネジ…。また類似ネジを購入しなければ…。

絞り連動部の不具合はきちんと組めてなく、メカが動けなくなっていた。こちらは再組付けで正常動作に。

 

どこのメーカーのOEM品なんでしょうか? なかの構造はいままで見たことのない構造でしたが、組み立てしやすく、ヘリコイドの無限遠調整も楽でした。

例の輸出検品シールが貼ってありますが、どこにもMade In Japanの刻印なし。

 

Frキャップは純正品が無いので自作します(W

 

全てが軽快に動作するようになりました!

 

 

 

ということで早速試写。

梅田から十三までの散歩に連れ出してみました。

 

1枚目:ピントは無限遠、絞り値はF8。おぉ!よく写ってる!

 

2枚目:ピントは無限遠、絞り値はF5.6。これも不満なし。

 

3枚目:ピントは無限遠、絞り値はF5.6。阪急中津駅付近。電車をいれた一枚。

 

4枚目:ピントは無限遠、絞り値はF8。十三大橋を渡るころ、ちょうど陽が沈むタイミング。いい夕陽。私以外にもスマホで写真撮っている人数人。

ここまで逆光ばかりですが、あまりアラが出ないです。

 

6枚目:ようやく順光写真。ピントは無限遠、絞り値はF5.6。いい眺めやな。



7枚目:ピントは1m、絞り値はF2.8開放。当たり前ですが広角レンズなのであんまりボケないです。

 

8枚目:ピントは無限、絞り値はF2.8開放。目的地十三界隈。ピント位置を5mぐらいにすればよかった…。

 

9枚目:絞り値F2.8。最終目的地の喜八須本店に到着。

 

10枚目:絞り値F8。私も みたらし5本コゲ普通 をお土産に購入。梅田にもお店あるんだけどね。

 

んーん、満足。AUTO FLEXOMAT LUXE 28mm F2.8はとても良く写る印象。逆光にも強く、オールドとは思えない感じでなかなかいいレンズでした。

 

またどこかに散歩するときに連れ出そうと思います。