Futatabi-Hajimeru

もう1回、始めてみた

OLYMPUS FTL 分解途中経過報告

今日はここまでの途中経過報告です。詳しく解説しているサイトが見つからなかったので、自分の覚書としても使えるように記載します。

なので今日の記事は長いです。すみません。

 

まずは軍幹部を取り外すために巻き上げレバー、シャッターダイアル、巻き戻しクランクをはすします。逆ネジはありませんでした。カニ目レンチを使って外していきます。巻き戻しクランクにあるスイッチ内にクリック感を出すため1mm程度の鉄球が入っているのでなくさないように。

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上記パーツが外れたら ネジを緩めて軍幹部を外します。プラスネジなのはありがたいですね

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露出計と連動するためのワイヤーがあります。ギアの位置をマーキングしたあと外していきます

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ハーネスの結線とワイヤーの通し方を写真にとったら、ハーネスの結線部分の半田を外します。緑のハーネスだけ黒のハーネスに接続されていますね。

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接眼部を外します。接眼部のネジはミラーボックスを固定しているネジと共締めです

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ペンタプリズムを抑えているバネを外し、プリズム類を外します

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ここで露出計の載っている基盤を先に外すのが本来の外し方だと思われます。(わからなかったので私はミラーボックスを外した後に露出計モジュールを外しました。)
カニ目レンチでセルフタイマーのノブのネジ(ここは逆ネジ)を外し、左右の貼り革を剥がします。外すネジは片側2本づつ。(写真ではすでに外れているヤツ。内側の3本はセルフタイマー固定用で外す必要はありませんでした。

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底蓋を外し、ミラーボックスを止めているネジ2か所を外します。またミラーボックスから出ているギアに引っ掛けているバネも外しておきましょう。

そうするとマウント部と一緒にミラーボックスが外れました。これでスローガバナーにようやくアクセスできます。(マウント部と本体の間には銅製のワッシャーが挟まれています。枚数と場所をメモっておきましょう

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マウント部からミラーボックスを外します。ネジの位置は表側2本(軍幹部のオリンパスの文字の裏にあった2本)とミラーボックスの裏の下中央に1本です。

ミラーボックスを外したら 各レバー類を外し、清掃し再組見立てします。

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ミラーボックス底面、電池室周辺の遮光モルトを交換します。

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各種清掃、注油、グリスアップして仮組み。

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写真中央上部のバネをネジ部の切り込みに引っ掛けます。あまりバネ力がないのでテープで仮固定してくみ上げ後 テープを外すとばっちり組めました。

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巻き上げレバーを仮止めし、動作確認。各機能、シャッターがまだ渋いですね。まいった。

 

ここで作業に飽きてきたため、軍幹部の塗装ハゲ部分に墨入れをしました。まずはつまようじの先端に塗料をつけ文字に流し込んでいきます。毛細管現象である程度伸びていきます。この時点でははみだしOKです。今回は田宮模型のラッカー系艶消し黒を使ってみました。

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乾いてきたら、つまようじの先端を使って、文字以外の塗料を剥がします。

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わずかに残った塗料も溶剤をつかってふきとりました。

(写真ではまだ汚れていますね…もうちょっと頑張ります。)

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眼がつかれてきので本日はここまでとします…つづく。