Futatabi-Hajimeru

もう1回、始めてみた

SMC Takumar 50mm F1.4 の放射線による黄変を取り除くお話 1

私の手持ちで唯一の放射能レンズ SMC Takumar 50mm F1.4。

程度による差はありますが例にもれず私のレンズも黄変しています。デジタルで撮影する分について問題ないのですが、フィルムで撮ると…

ネットで検索すると紫外線照射で除去できるとの情報があるので試してみました。

用意したのは100均で売っているネイル用紫外線ライト、大量の充電池です。

 

まずは現在の状況から。

黄色いですね。カメラ屋で見たレンズにはもっとアンバーに黄変している個体を見たこともあるのですが、この個体はかなりマシな方だとおもっています。

 

これをこんな形で紫外線照射していきます。光が変に集光して火災にならないよう注意しながらの作業になります。(このあとフィルターを通すと紫外線量が減少するため、フィルターを取り除きました)

 

100均の紫外線ライトは連続照射すると4時間ぐらいで暗くなってしまうので、定期的に電池を交換していきます。

 

まる2日たちました。チェックしてみると おぉ! 効果が出ているではありませんか! 

 

実はさらに2日実施したのですが、結果は変化がわかりませんでした。時間をかければもっと良くなるわけではない可能性があります。しかし今後黄変してもこの作業でここまで回復できるのであれば、避けていた放射能レンズを購入してもいいかも。

夢と期待が膨らみます(笑

 

まずは今回の成果を知るために今度、黄変していないSuper Takumar と撮り比べしてみようと思います。

 

 

 

大阪 中之島バラ園でレンズ試写してきました 2

昨日につづき今日も中之島バラ園です。

今日は TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09A で撮った写真になります。

このレンズ見かけはとてもコンパクト。すでに持っている01Aよりも軽くていいです。

しかし状態の悪いジャンクだっただけに、写りは少し心配です。

 

1枚目:TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09A 望遠端。F5.6。ピント面にシャープさがありますね。

 

2枚目:TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09A ワイド端、絞り開放。開放F値が大きいので あんまりボケないです。

 

3枚目:TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09A 望遠端 F5.6。最短まで寄ってみましたがかなり寄れる感覚です。さすがタムロン。

 

4枚目:TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09A 開放。 このレンズもお買い得感を感じます。

 

5枚目:TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09A 開放。点光源を入れてみましたがこちらは玉ねぎ断面にはならず。

 

6枚目:TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09A F5.6。このレンズもこの結果なら私は文句なし。

 

7枚目:TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09A 絞りF5.6 絞り枚数が5枚なので思いっきり5角形ですね。前玉が結構出っ張っているのでかなり雨に濡れてしまいました。

 

8枚目:TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09A 昨日と同じ構図で撮ってみた。

 

9枚目:TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09A 、絞り開放。ピントを無限にセットしノーファインダー撮影。曇りが残っているのかな?光源がにじんでいますね。

 

10枚目:TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09A ワイド端、絞りF8。本日、最後の1枚。よく写っています。

 

この日は2本のレンズを試写しましたが、どちらも330円/本と思えない描写でした。この頃のTAMRONレンズはもう少し評価されてもいいのではないかと思います。

使い勝手については便利ズームの TAMRON SP 35-210mm F3.5-4.2 26A はシャッターチャンスにとても強い印象です。自分の中で初めての便利ズームなだけにその使い勝手は結構衝撃でした。しかしどちらも開放F値が暗いのがやっぱり残念…安価だからしかたないけど。

いやいやそうは言っても合計660円のレンズ達は活躍したんじゃないかな。大人一人、まる一日、これだけ楽しめれば、充分もとがとれたとおもいます。

 

 

大阪 中之島バラ園でレンズ試写してきました 1

レンズはもちろん TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09A と TAMRON SP 35-210mm F3.5-4.2 26A。焦点距離が完全にかぶるので本来は1本で済むのですが、試写なのであえて2本とも持っていきました。

この日の天気が曇り時々雨。開放F値が暗いレンズだけにフィルムではなくAPS-Cデジタル機での試写になります。

 

1枚目:TAMRON SP 35-210mm F3.5-4.2 26A のワイド端で1枚。絞りは開放。予想はしていましたがあんまりボケません。この時はマクロモードへの切り替えがわからなかったので寄ることもできず…。なんとなくシャープさが弱いかな? 便利ズーム機なのでしかながないのかも。

 

2枚目:TAMRON SP 35-210mm F3.5-4.2 26Aテレ端 F5.6。やわらかな描写とボケ。あれ?このレンズイイかも?と思い始めた1枚。

 

3枚目:TAMRON SP 35-210mm F3.5-4.2 26A オールド×便利ズームなんだけど、雰囲気を持っているような。レンズ1本、330円と思えばアリですね。

 

4枚目:TAMRON SP 35-210mm F3.5-4.2 26A 絞りF5.6。 この辺りから良いお買い物だった感を感じ始める。

 

5枚目:TAMRON SP 35-210mm F3.5-4.2 26A 望遠端、F8。仲がよさそうなお二人。何をはなしているのでしょうね。おじさんは気になります。

 

6枚目:TAMRON SP 35-210mm F3.5-4.2 26A F5.6 点光源を入れると見事な玉ねぎボケ。デジタルを想定していない古いレンズなのでしかたないですね。

 

7枚目:TAMRON SP 35-210mm F3.5-4.2 26A F5.6 さすが便利ズーム。いろんな切り取り方ができるので本当に便利。レンズ交換しないので気になった被写体をすぐ撮れます。

 

8枚目:TAMRON SP 35-210mm F3.5-4.2 26A F5.6 望遠端。いつもは狙わない位置から公会堂を撮ってみました。そろそろ雨が強くなってきました。

 

9枚目:TAMRON SP 35-210mm F3.5-4.2 26A F8望遠端。大阪市内をこの焦点距離でスナップするとが無かったので新鮮。でも雨が…。

 

10枚目:TAMRON SP 35-210mm F3.5-4.2 26A F8 ワイド端。本日このレンズ最後の1枚。こんなデカいレンズなのに35mmって!?って感じです。

 

TAMRON SP 35-210mm F3.5-4.2 26Aは 1本330円とは思えない、とても楽しめるレンズでした。明日はTAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09A の試写結果を掲載します。

TAMRON SP 35-210mm F3.5-4.2 26A も買ってみた。

昨日のTAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09A と同時に TAMRON SP 35-210mm F3.5-4.2 26A も買っていました。こちらもお値段330円。激安です。もちろんジャンク品です

 

しかしこちらは前玉にカビがあるだけで他は美品。きずがほとんどありません。動作もまったく問題なし。

帰宅しこちらも清掃を実施しましたが、あっという間に終わってしまいました。まったく分解、清掃を楽しめない困ったヤツです。(笑

 

本体はカバーする焦点距離のこともあり、大きく重いです。TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09Aと比較するこだいぶサイズが違います。

 

ワイド端でマクロに切り替えるシステムとなっていますが、試写が終わるまでそのやり方に気づきませんでした…。望遠端ではかなり長くなりますが直進ズームなので楽に焦点距離が変えられます。

 

残念ながらFrキャップとフードがついていないので買い揃えたいのですが、それだけで本体価格を大幅に越えそうなのがなぁ~。

 

フードがなく完全な状態ではないですが、明日はTAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09A と TAMRON SP 35-210mm F3.5-4.2 26A の試写結果をお伝えしようと思います。

 

 

 

 

 

 

TAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09A 購入→即清掃実施。

先日、ほぼ同じスペックのTAMRON SP 35-80mm F2.8-3.8があるにもかかわらずTAMRON 35-70mm F3.5-4.5 09A を買ってしまいました。誘惑に負けた理由は330円というお値段。ジャンクとは言え安すぎますね。

レンズの状態は曇り、カビと定番不具合にプラスして表面汚れがすごい…。

ネットに分解情報が沢山あるので早速清掃してました。

 

まずは外観の汚れを落とします。ウエットティッシュ、綿棒、つまようじなどを使い清掃すると割と見れる状態になりました。

 

次はレンズの清掃。分解するにはここのリング状のカニ目ネジ(逆ネジ)を外す必要があるのですが、なかなか外れず一苦労。

 

ネットの情報を参考にジグを作りましたが、固く固着しており歯が立ちません。

結局、作業時鏡胴の傷つき防止のために巻いたテープをさらに厚く巻き付け、ピントリングをその上に乗り上げさせます(できるだけきつく、無理やり乗り上げるようにする)。その状態でピントリングを回すと外せました。

 

その後、ここのイモネジ4本を外すと前群を回して外すことができます。

 

がっつりカビていましたが、綺麗に清掃できました。

 

さらにその奥のレンズにカビがあったので外して清掃。

 

あとは外した同じ順序で組み立てて完成。

 

初期のタムロンアダプトールレンズはこの位置のTAMRONのと書かれているのが好きだったりします。

 

TAMRON ADAPTALLレンズ群のなかで評判の高いレンズの一つなので試写が楽しみです。