ジャンク籠の底で小型の露出計を発見。SEKONIC MICRO-CLIPON model-136 でした。いじってみたけど針は全く振れません。。あたりまえか。お値段500円。ちっと高いかな? クリップオンタイプなのでとりあえず確保して自宅で分解してみることに。
家に帰って分解開始。電池蓋は完全に固着していたが、無水エタノールで浸したあと、力いっぱいネジってなんとか外した。まだ古い水銀電池がはいっていました。液漏れで中はボロボロ。
さらに分解。電池室に裏には抵抗が2つ。どちらも電池室から漏れた液で死んでいる。実はそれだけでなく電池室から露出計内に貫通している金属も完全に腐食。通電しません。リューターで削りカシメを取り除き、M1.4のスクリューとナットで固定する。
取り除いた抵抗は表面も内部も腐食。抵抗値が全くわからないので、手持ちの抵抗を一つ一つ取り付けてみて露出の値を確認。LR44の電池で10KΩの抵抗を使うと適正露出になることがわかった。この調査で20KΩ、30KΩと増やしていくと露出は1段ずつ変わることもわかった。
超絶下手な半田づけなのですごく恥ずかしい写真。今回は二つあった抵抗のもう一つは取り付けずそのまま接続してみた。もう一つの抵抗は電池チェック用ボタンを押すと目印の位置で止まるための物。取り付けないとものすごい勢いでメーターが降り切れちゃう。(コイルが焼けるかもね。後で抵抗をつけることとします)
これで完了とおもいきや、電池蓋がボロボロ過ぎてアースが通電していなことが判明。液漏れ後をやすりで削り落とすと通電するようになった。
安心と実績?の日本製。以外にクリップオンの露出計って便利なんで好きなんですよ。電池蓋に一番近いマイナスネジは露出の値を調整するものです
本来はここにカバーをすることで入射光式にできるようです。がジャンクなのでもちろん欠品。
一番目立つところにバッテリーチェックボタン。
High / Low 感度切り替えの部。切り替えといってもCDS素子の前に穴の開いたスクリーンが出たり入ったりするだけ。
この黒いボタンを押している間、露出を図ることができます。
ばっちりメーターが振れています。
まずはこんな形で使ってみて露出の答え合わせをしてみたいとおもいます。