CARENAR 55mm F1.8。
あまり聞いたことのないレンズですね。しらべると中身はペトリ製のレンズだそうです。
前玉と後玉の裏側の星雲のようなカビ。
何かにPASSした証のシールが貼られています。
OEM先に納入時の品質保証シールなのかな?
絞り値と距離目盛はシール。残念です。
しかし深度メモリはしっかり彫り込んであります。
分解して清掃を始めると、中玉の裏にもカビがあることがわかり、結局フル分解。
何をやっても後群ユニットが全くはずれず、ウォーターポンププライヤー2つ使って前玉を外し後群の内側を清掃しました。どんなけ固着してるねん!って感じ。
ヘリコイドのグリスも入れ替え、組み立て。
いつもながらヘリコイドの位置マーキングがいい加減なので、無限遠調整に手間取る成長のない私。
しかしカビってなんでコーティングまで浸食するのでしょうか?
オールドレンズ好きにとって、とても許すことのできないヤツです。