Futatabi-Hajimeru

もう1回、始めてみた

TAMRON 24mm F2.5 01B 入手!そしてオーバーホールへ

結局買っちゃいました。

13Aがあるんですけど、やっぱり単焦点レンズが好きなんで。

外観はそこそこでしたがレンズはカビがいたるところに。。。あとピントリングがすこぶる重く、回すのが大変です。

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ということで早速分解、オーバーホール実施です。いつもはあっさりと書くのですか、ネット検索してもこのレンズの清掃方法が明記しているところが見つけられなかったので、少し詳しく書こうと思います。

では、初めにレンズの清掃から。

 

まずフィルター枠を外します。レンズ銘板外しのゴムは不要で、レンズを最短距離に合わせ100均にうっている瓶の蓋外しで回すと簡単にとれます。

あけると中はものすごい埃とよごれでした。

 

次に下の写真の見えるカニ目をレンチで外すと、前群レンズすべてを取り外せます。

奥にあるレンズはレンズサッカーの吸盤では持ち上げられなかったので、綿棒の先にセロハンテープを巻き付け、それでくっつけて取り出しました。

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後群も下の写真に見えているカニ目を外すだけ。

小さいレンズが多いので、こちらも綿棒+セロテープ作戦で取り出し。

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前のオーナーが取り外そうとガリっとやった後がありますね。

実はカニ目を使わず手で回せば外せました。

 

一枚ずつ丁寧に清掃していきます。けっこう神経使います。

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再組付けはレンズの向きに気を付けて埃が入らないように組んでいきます。

カビでコーティングが少しやられていました。残念です

しかしとてもクリアーなレンズになって気分がいいです。

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つづいてヘリコイドグリスの交換です。

まず上から。

ピントリングのゴムを外します。なかからイモネジの穴が出てきますので、

同じ高さに並んでいる6つ?のイモネジを外します。そうするとピントリング、外せます。そのあとイモネジ3つ外して距離指標をはずします。

 

そのあとは下から。

マウントのネジ3か所はずしと、マウント部がごっそり外れます。そのあと絞りリングのゴムをはずし、中からでてくる2つ並んでいる+ネジを2つ外すとリングがとれます。この状態でもヘリコイド部は取り外せます。

再組立てのことを考えヘリコイドの回転をおさえているクサビを外しておきます。青さびが浮いておりこれがピントリングが重い原因だったようです。

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清掃がおわったらグリスを塗りながら再組立てです。

絞り連動ピンの位置にきをつけながら、かつ、ヘリコイドが一番とびでないように組み立てていきます。最後に無限縁の微調整はピントリングの取り付け位置で行います。

ミラーレス機で確認しながら位置を決め、ピントリングを固定して完成!

 

ヘリコイドを外す前に、初期位置をマーキングしなかったのは、失敗でした。そのため組み戻しが大変でした。無限遠状態でレンズ先端からフィルター枠がはみ出ないようにするのがとってもめんどくさかったです。

 

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無事完成。

透明度の高いレンズはみていると吸い込まれそうです。

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